GENDAI
アルファベットに潜む、和の抑揚。
世界最大の芸術祭「エディンバラ・フリンジ」出展のためのパーソナルロゴをデザインしました。
01. 背景と課題
海外市場に向け、日本的アイデンティティとパフォーマンスの躍動感を融合させる
世界最高峰のパフォーマンスフェスティバル「エディンバラ・フリンジ」への出場を機に立ち上がった、パフォーマーGENDAI氏のブランディング。和紙を用いた独自の衣装を纏い、アニメーションダンスという現代的な身体表現を繰り出す彼のスタイルを、海外の観客へいかに直感的に伝えるかが課題でした。伝統的な和の美意識を踏襲しつつ、世界に通じるモダンなグラフィックシステムへの昇華が求められました。
02. 思考と検証
和紙衣装の文脈と、不可逆な身体表現をいかにグラフィック化するか
制作過程では、文字を水に通して歪ませた造形のトレースや、最新のグラフィックトレンドなど様々な表現を検証。GENDAI氏の身体表現や動きの動画を何度も分析しながら探った結果、過度な装飾に頼らず、「筆で書いたような豊かな線の抑揚」と骨格の美しさにフォーカスする方向へと絞り込みました。あえてかすれ等は入れず、現代的かつシャープな切れ味を維持しています。


03. コアの発見
幾何学的な動きと連動する「家紋・地紋・千社札」
タイポグラフィ:
英文でありながら書道の筆意を感じさせる、抑揚と張りを持たせたオリジナルタイプ。
エンブレム&グラフィック:
演出やパフォーマンスの幾何学的な動きに連動する、家紋・地紋・千社札風のエンブレムを制作。自由に組み合わせて展開できるオープンなグラフィック要素として構築しました。



04. 各種展開
現地ポスターから告知グラフィックへの多角展開
完成したロゴおよび家紋・地紋のエンブレム群は、現地で掲出される公式ポスターやSNSでの告知用メインビジュアルなどに展開。パフォーマンスの世界観とグラフィックがリンクし、海外の観客へGENDAI氏のアイデンティティを強烈に強く印象づける役割を果たしています。
